4月24日(月)
□万歳!民主党が千葉7区補欠選挙で勝利 千葉7区の補欠選挙で民主党が勝利した。若い26歳の太田和美候補が,エリート官僚出身で前埼玉県副知事を破っての勝利であり、メール問題で大きなダメージを受けた民主党が、小沢代表の就任によって劣勢を挽回しはじめたことを示したものといえよう。もともと補欠選挙では、投票率が低くなる分いつも民主党が苦杯をなめていただけに、今回の勝利の意味は大きい。来年の参議院選挙で勝利し、政権交代にむけて反転攻勢に転じていくことが展望できつつある。もっとも、今回の選挙ほど全党一致して戦いに挑んだことはなく、やればできる、という自信を与えてくれたといえる。
□行政改革法案が参議院で審議入り さて、国会のほうは、衆議院で先週、小泉内閣にとって今国会最重要の法案といわれた行政改革法案が可決され、いよいよ今週、月曜日から参議院の審議に入る。この法案は、国民生活金融公庫など政府系金融機関の統廃合や、31もある特別会計の統廃合、さらには国の財政の圧縮や公務員の人件費削減など、実に多岐にわたっているのだが、中身はこれからというもので、あまりかみ合わない質疑が繰り広げられたという代物である。とはいえ、公務員の方たちにとっては市場化テストの法案も含まれており、その中身は小泉・竹中流の小さな政府に向けての「改革」になっている。世界の先進国の中で一番小さな政府といわれているなかで、さらに小さな政府にして国民生活がどうなるのか、昨今の子供たちをめぐる犯罪の多発や、相変わらず自殺者が3万人をこすことなど、社会の深刻な病状は悪化の一途をたどっているのであり、国民生活のセーフティネットを張り替えない限り国民の不安は増大することは必至なのだ。そういう観点からも今度の行政改革法案に対してしっかりと論陣を張って生きたい。
□盛況だった北海道民主議員ネットの小沢講演 小沢一郎代表が23日札幌で、北海道内の民主議員ネットの皆さんを前に、「政権交代を目指して」と題して40分間の講演を行った。政局がらみの話はなく、もっぱら政策を中心の話で、内政では地方分権や社会保障財源を消費税を中心に、また経済社会のあり方については市場原理と安心・安全の確保を両立すること、さらに農業については自由貿易と不足払いで自給率の拡大を訴え、外交安保では国連中心主義の下で日米関係を一番重要な関係としつつ、アジア近隣外交を展開していくことを強く打ち出されていた。とにかく民主党の政策はあいまいさを排し、わかりやすく国民に訴えていく必要があること、また、徹底した日常活動の重要性を強調されていたのが印象的であった。それにしても、旧社会党出身者が多い民主議員ネットの皆さんが、自由民主党の幹事長までやられた小沢一郎代表の話に、熱心に耳を傾けていたことがまことに印象的であった。自民党と社会党が対峙していた55年体制が本当に終わったのだな、ということを痛感させられた歴史的な講演会であった。とにかく民主党は政権交代が可能となるよう党の強化に全力で挑戦していかなければならないのであり、まさに好き嫌いでものを判断してはならないのだ。
□竹島問題での衝突はとりあえず回避 小泉外交のウイークポイントである北東アジアでは、お隣の韓国との間で竹島問題で対立が激化し、あわや海上での衝突になるのでは、という直前で何とか合意に至り、大事にならなかったのだが、問題の火種は残っており、今後の日韓関係の対立が懸念される。靖国問題に引き続き、領土問題という厄介な問題まで抱え、小泉外交の行き詰まりを象徴している。この竹島問題だけでなく尖閣列島、さらには北方領土問題など近隣諸国との領土問題について、フランスのアラン・ブロサ、パリ大学教授が来日して朝日新聞で語った言葉が思い起こされる。いわく「領土紛争は、欧州では意味を失った19世紀ナショナリズムのモデルです」「仕返し主義からの決別を」。もっともバルカン問題などが残っていることは認めているし、フランスとアルジェリアをはじめとする旧植民地との間らは難しい問題があることを認めているのだか・・・。なんとしても、北東アジアの安全保障をめぐる良好な関係を一刻も早く作り上げる必要がある。もちろん、小泉内閣ではできないのだ。
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