2005年8月の日記:[以前の日記]
 
 
8月29日(月)
 
 
第531号 2005年8月29日

□岡田代表を中心に、愚直に政策論争を
 いよいよ総選挙の公示が30日に迫ってきた。12日間という短い選挙期間であり、事前運動も今回は8月8日に解散になり、お盆休みをはさんでいるせいか、あっという間に公示を迎えることとなった。9月11日、思えば4年前、ニューヨークの貿易センタービルなどにハイジャックされた航空機が自爆テロとして突っ込んだちょうどその日であり、小泉首相の自爆テロとも言うべき解散・総選挙の結果が問われる日でもある。
これまでのマスコミ各社の実施した世論調査の結果は、残念ながら小泉首相の演出した、衆議院の解散、郵政改革法案に反対したものは公認しないだけでなく「刺客」と称する落下傘候補を送り込み、徹底的に自民党内反対派を干しあげていく作戦が、連日マスコミの話題を独占する中で、民主党が埋没させられた結果が出てきており、自民党に対する支持率が高くなっている。ただ、さすがにその演出も、いつまでも国民の目を幻惑し続けることはできず、ようやく冷静な見方が出始めてきている。とくに、マニフェストが発表されて以降は郵政民営化問題以外にも国民にとって重要な課題がたくさんあるのだ、という民主党の主張が徐々に受け入れられ始めてきている。世論調査でも年金問題などの社会保障についての関心が一番高く、郵政改革については過半数を超すことはないのだ。これから公示以降、与野党間で堂々たる政策論争が進められ、マスコミも客観的な報道が進められれば必ず勝利することは可能である。岡田代表を中心に、まっとうかつ愚直に政策論争を挑んでもらいたい。

□不可解なり、八代英太氏と自民党との密約問題
 それにしても、自民党の動きの中で不可解なことがおき始めている。一つは、武部幹事長が、郵政反対派で立候補しているものに対して「離党を勧告」し、それに応じていれば再び復党もありうる、という発言をしたことである。まことに不可解な発言であり、今回の郵政改革だけを基準にした解散・総選挙の問題点を如実に示していると言えよう。もう一つは東京12区の八代英太元郵政大臣が、郵政改革法案に反対したにもかかわらず、わざわざ自民党に呼ばれて12区からの出馬を断念した問題である。
この選挙区には公明党の次のリーダーといわれている大田昭宏氏が、東京で唯一小選挙区に立候補しており、自民党と公明党の選挙協力の象徴的な選挙区なのである。八代氏が立候補を取りやめさせられた際にどのような約束事があったのか、部外者には定かではないものの、その後の展開のなかで、八代氏を自民党の東京ブロック比例代表の上位で出馬させる動きが顕在化したと報道されている。もしこれが事実とすれば、郵政改革に反対したものは公認しないという小泉首相の発言が否定されることになるわけで、二枚舌もはなはだしい。もし、八代氏が「郵政民営化に賛成」と自分のこれまでとってきた政治行動を否定すれば、政治家としての資質が問われることは言うまでもなかろう。さすがに、この問題はほかの反対派に対する対応との違いが問題視され始めたため、断念される方向となり、八代氏は無所属で12区に立候補する方向にもどったとされている。とんだ一瞬のドタバタ劇であったが、自民党が、いかに公明党との選挙協力に依存しているのかをうかがい知ることができたお粗末な一幕であった。

□道内外の候補者の応援に出向きたい
 先週は自治労大会が開催された鹿児島に出向き、途中広島や京都、姫路などに立ち寄り、知り合いの衆議院候補予定者に陣中見舞いをしてきた。いずれも若い、前途有望な候補予定者であり、なんとしても勝ちあがってきて欲しい人材ばかりである。今回の選挙戦は、小泉首相の提出した郵政民営化法案に対して、民主党が反対してきたことが、改革一般に反対したことと受け止められており、かなりの逆風が吹いているだけに苦戦を強いられている。郵政改革調査会の会長代行をしていた者として、それだけに余計に応援しなければ、という思いが強く、今週も、公示には8区の金田候補に出向いた後、道外にも応援に出向くことにしている。最後の最後まで、全力を尽くしたい。
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8月22日(月)
 
 
第530号 2005年8月22日

□なんでもありの「小泉劇場」の出演者たち
 お盆も終わり、北海道内はやや秋風が吹き始めてきたのだが、政治のほうはまことに暑い日々が続いている。小泉首相の執念というか、わがままと言うか、参議院で否決したからといって衆議院を解散し、総選挙の実施が決まって2週間近くが過ぎようとしている。
この間「小泉劇場」と揶揄されてきた、郵政改革に反対した候補に対する「刺客」の選定も、ようやく峠を越し、あと1名を残すだけになってきた。こともあろうに、亀井静香氏に対して、あのホリエモンことライブドアの社長である堀江貴文氏が登場するに及んで、率直に言ってそこまでやるか、という感じを持たざるをえなかった。今年2月のフジサンケイグループのニッポン放送株の買占めの際に、自民党は口汚く批判をしていたことがうそのような変心振りには、恐れ入ったとしか言いようがない。自民党内でもホリエモンの擁立には異論が出ているようだが、今の小泉総理の意向には逆らえなくなっているのであろう。北海道の10区では、公募に応じた東京都の小さな村の教育長をされていた女性を落下傘候補として公認してきた。比例搭載名簿の上位にランクされるとのこと、道内の自民党議員の怨嗟の声が聞こえてきそうな扱いであることは間違いない。

□選挙後には政界再編成もありうる、と見た
 一方、郵政改革法案に反対された方たちも黙っていない。「刺客」まで差し向けられ、ついに2つの新党が誕生した。一つは「国民新党」で綿貫元衆議院議長が代表をつとめ、残念なことに民主党の参議院議員の田村秀昭氏が離党して合流し、一応は政党要件を満たしている。もう一つの「新党日本」は田中康夫長野県知事が代表を務め、東京10区の小林興起氏も参加しているのだが、まだ政党要件を満たしていないままの旅立ちとなっている。いずれも、自民党からの分裂であり、今後どのような展開を示していくのか、まことに流動化しつつある。とくに、自民党内で本当に小泉首相の進める郵政民営化に対して、心から支持しているものは極めて少なく、森前首相では選挙に勝てない、ということで変人宰相を誕生させただけなのであり、総選挙の結果いかんでは大きく政界再編成が進展することも、大いにありうると見ておかなければなるまい。もちろん、民主党内も同じ問題を抱えていることは言うまでもないのだが・・・。
北海道でも「新党大地」というローカル政党が誕生した。いうまでもなく鈴木宗男氏が作った政党で、今のところ本人を含め3名が立候補する予定という。どの選挙区で立候補するのか未定とのことだが、場合によっては北海道内の政界の地図を変える可能性を秘めているだけに注目していかなければならない。

□マニフェストを軸にした政策論戦の展開を
 それにしても、これまでのところは小泉劇場の意外性に国民の関心が集められ、残念ながら民主党の存在感が薄くなってきたことは否めない。ただ、いつまでもドタバタ劇に付き合っていられないことは言うまでもない。ようやく全政党のマニフェストが出揃ったわけで、これからは政策論争を通じて小泉内閣の4年間の総括と、これからの日本の抱える重要課題である財政再建や少子化対策、さらには年金・医療・介護など社会保障問題、さらには行き詰っている外交防衛問題など、しっかりとした論戦こそ求められているのだ。自民党のマニフェストは、きわめて抽象的で、期限も数値目標も明示されていないものが大半で、まことに無責任極まりないものでしかない。マスコミの対応も、当然のことながら政策論争をきちんと紹介したり、論評したりすることが強く求められる。

□歴史的快挙だ、駒大苫小牧高校2年連続優勝
 それにしても、駒大苫小牧高校の夏の甲子園2年連続の優勝には感動させられた。準々決勝での鳴門工戦で5点差を一気に逆転したときの驚きや、準決勝での大会屈指の好投手辻内投手を打ち崩し、同点に追いつかれ、誰もがここまでか、と思った試合を延長戦で勝利をした粘り強さには、ただただ驚嘆する以外になかった。下馬評ではそれほど高い評価を得ていなかったのだが、攻・走・守そろったバランスの良い、鍛え抜かれた強さが優勝をもたらしたのだと思う。民主党もぜひともあやかりたいものである。
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8月15日(月)
 
 
第529号 2005年8月15日

□「小泉劇場」のドタバタ劇には付き合っていられない
 2005年8月8日、ついに参議院の本会議で、賛成108票対反対125票の大差で郵政改革法案が否決され、小泉首相は解散・総選挙に打って出た。
先週号でもふれたように、本来、衆議院で可決された法案が、参議院で否決されたことをもって衆議院を解散することの不可思議さが指摘されたものの、小泉首相の決断は固く、郵政改革についての国民に審判を仰ぐ、として解散に踏み切ったのだ。ここから先は、小泉総理の選挙に臨む対応が、「小泉劇場」として国民注視の的となってきている。それは、衆議院で郵政改革法案に反対した37名に対して、自民党の公認を与えず、あまつさえ対立候補を立ててくるという、まことに徹底した造反議員つぶしにまい進している。
すでに東京10区では現職の女性環境大臣をわざわざ兵庫から移入してぶつけたり、現職の市長や女性大蔵官僚も名乗りを上げさせるなど、敵は造反議員にあり、として徹底的な敵対作戦を進めている。もちろん、造反をした議員の地元ではこれまで強く支持してきた議員だけに、本部の対立候補の擁立に必ずしも納得している地域は少なく、展開いかんによれば自民党同士の激しい対立抗争がおきて民主党の存在すら忘れ去られてしまいかねない危険性が出てきている。まさに「小泉劇場」がドタバタと展開されており、今のところマスコミの注目もこの一点に集中している偏向ぶりである。

□重要課題が山積している日本政治
 もとはといえば、郵政民営化という国民生活にとって優先度があまり高くない課題を無理やり国政の最優先課題に押し上げ、自民党内をまとめきることに失敗しているにもかかわらず、郵政改革に反対するものはすべて抵抗勢力であるかのごとく仕立て上げ、あたかも郵政改革こそが今後の日本の最優先・最重要課題であるかのごとき演出を組み立ててきたのである。
本来、解散・総選挙で問われるべきなのは、4年半に及ぶ小泉政権によって、日本がどうなったのか、このまま政権が続けばどうなるのか、きちんと検証し、これに対する民主党などの対抗政党の政策の如何を問うべきなのだ。もちろん、いつまでもこのような「小泉劇場」にお付き合いさせられていてはかなわないのであり、国民の関心も財政再建の中で噂されているサラリーマン増税政策や、年金・介護・医療など社会保障政策をはじめとする自分たちの生活に密着する課題や、これからの日本の運命を決めかねない重要な外交の進路など、国民に審判を仰ぐ課題はたくさんあるのだ。

□政権交代を訴えて北海道・全国行脚に向かいたい
 さて、北海道内では自民党の造反者を出した10区に注目が集まっている。幹事長を出している道連として、強引に対立候補を出す動きを強めているものの、噂されている人は今のところ拒否をしており、どうなるのか予断を許さない。
それ以上に注目されるのが18日にも旗揚げするのではないかと言われている鈴木宗男新党の動きである。前回の参議院選挙で48万票を獲得した実績から、1議席は必ず取ると豪語しており、また、鈴木氏がどこから立候補するのか、目の離せない動きであることは間違いない。民主党北海道としても13日、急遽臨時大会を開催して6区の候補者に佐々木隆博道議会議員を選出し、12の小選挙区すべての公認候補が確定した。前回11名の当選者を出しただけに、今回はそれ以上の議席を獲得すべく全力を挙げていくことを誓い合ったところである。
今回の選挙はまさに民主党にとっての政権交代をかけた選挙戦であり、小生も道内の候補はもとより、道外の候補者の応援にも駆けつけなければならない。どうしても負けられない一戦なのだ。
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8月8日(月)
 
 
第528号 2005年8月8日

□解散・総選挙が濃厚な参議院本会議
 いよいよ8月8日、郵政民営化法案の本会議の採決が行われる。先週末以来、参議院亀井派の代表をされている中曽根弘文参議院議員が、この法案に対して反対する意思表示をされて以降、反対表明された議員が増え18名というデッドラインを超える見通しが有力になりつつある。まだ、最終的な投票行動が確定しているわけではなく、最後まで決断できないまま本会議場のなかで決める人もいると思われるだけに、予断はできないのだが、否決の公算が強まっていることは間違いない。
小泉首相は、この法案が否決や延期されても、内閣に対する不信任とみなし、解散・総選挙で国民に信を問うことを宣言しており、解散されれば8月30日公示、9月11日投票日を予定しているという。政権の帰趨を決めかねないだけに緊迫した状況が永田町を取り巻き始めている。おそらく、参議院の本会議の投票模様はNHKテレビをはじめ民放各社も特別番組を予定しており、国民注視の下での参議院の投票になる。

□参議院の否決が解散に結びつく不可思議さ
 このような事態は、12年前の宮沢内閣の不信任案が自民党羽田孜、小沢一郎グループの造反のもとで成立し、同グループやさきがけの離党により、自民党が分裂選挙に突入し、その結果は自民党の政権からの離脱、細川連立政権の樹立という政治ドラマを演出したことを想起させてくれる。
さらに、今から25年前には自民党内の大平・福田の確執、対立によって、大平内閣の不信任案が可決し、解散・総選挙と参議院選挙が重なり同時選挙に突入し、大平首相の死去という劇的な事件により自民党の大勝となったことを忘れることはできない。
今度の出来事は直接的には内閣不信任案が提出されて、それが可決され、解散・総選挙というものではなく、衆議院では可決された法案が参議院で否決され解散・総選挙となるわけで、これで解散・総選挙というのは筋が通らないのではなかろうか。とはいえ、解散権を持つ総理大臣の権限は重く、阻止することはなかなか困難であり、現に自民党の多くの派閥の長や森前首相等が官邸に直接乗り込んで直談判をしても、小泉首相を翻意させることはできなかったと報道されている。変人宰相といわれてきたが、この段階での小泉首相の決意はまことに固く、誰の言うことも聞かない状態になっていることは間違いない。

□国民が求めている政治課題を争点に
 民主党にとって、こうなれば法案を否決し、解散・総選挙を堂々と受けて立つ以外にない。野党にとっては解散・総選挙を早くできることは、それだけ政権獲得のチャンスを早められることになる。
よくよく考えてみると、今回の郵政改革法案に対する民主党の対応は、法案の中味についての問題点については、実に丁寧かつ厳しく指摘してきたのだが、残念ながらマスコミ関係者の目は政策の中身ではなく、自民党内の反対派の動向がどうなるのか、法案が否決されるのかどうか一本に絞られ、国民の目は民主党に向かっていなかった。そうなれば、解散・総選挙になったとしても、話題が自民党対自民党造反派というものになり、民主党が埋没してしまう危険性がある。それを阻止していくためには、再びマニフェスト選挙を繰り広げ、国民が今、もっとも切実に求めている年金・医療などの社会保障改革や中国や韓国をはじめとするアジア諸国との外交問題、さらには談合や政治家の汚職や公務員の不祥事問題など政官業の構造的癒着問題の解決や、行政改革問題などを今度の選挙の争点として提示し、論戦を挑んでいくことが必要なのだと思う。
 それにしても、12年前の選挙でも、また25年前の分裂選挙でもいずれも野党第1党であった日本社会党は敗北していることを忘れることはできない。民主党がそうならないように、今度の総選挙の戦いの争点を何に絞り、どのように国民に訴えていくのか、短期決戦だけに慎重かつ大胆に提起していく必要がある。
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8月1日(月)
 
 
第527号 2005年8月1日

□いよいよ郵政民営化法案の採決を迎える
 早いもので、7月も終わり夏本番を迎えようとしている。1月21日にスタートした通常国会は8月13日まで延長され、いよいよあと2週間、郵政民営化法案をめぐって最後の攻防が繰り広げられており、自民党側は5日に本会議を開催して決着をつけようとしている。
もちろん、民主党をはじめとする野党側はまだまだ慎重に審議を進めるべきであり、中央公聴会も開催すべきであることを主張しているものの、強行採決すらほのめかしているという。自民党の参議院議員は現在114名いる。そのうち18名が反対に回ればこの法案は通らなくなる。今のところ、この18名をめぐる攻防が繰り広げられており、まったく予断を許さない展開にいたっており、結果は開けてみなければわからない、と言われる状況にある。もし否決されることになれば、小泉首相は解散をほのめかしており、衆議院の解散・総選挙の可能性が高い。かつて衆議院で通った法案が、参議院で否決されることで解散に至った例はなく、本来は総辞職で対応すべきが筋である。民主党としては否決をされると同時に内閣不信任決議を上程し、不信任をすることが筋ではなかろうか。これからの展開が注目される。

□盛り上がった郵政民営化反対の道民集会
 郵政民営化に反対する道民集会が31日の日曜日、札幌の大通公園で開催された。なんと、全道各地から労働組合だけでなく、特定郵便局の関係者や郵便局の民営化に反対する市民など、目測ではあるが5千人を超す人たちが集まり、集会の後、デモ行進に移った。
今まで多くの集会やデモを見てきたのだが、最近ではメーデーに匹敵する大集会であったと思う。それだけ道民の中で、郵便局が無くなってしまうのでは、という不安の思いが強まっていることを示している。もちろん、多くの道民には、なぜ、今、郵政民営化なのか、本当はなかなか理解されていないのだと思う。
国会での論戦を通じて、自民党の議員ですら質問の冒頭に、今、なぜ、民営化なのか、を問うていることを見ても明らかである。小泉首相は、自分の任期が迫る中、本来やるべき財政再建や公社・公団の改革が進まない中、一枚看板の郵政改革だけを形だけでも実現することによって、自らの思いの実現を目指そうとする姿勢には、国民の目線は感ぜられない。いま郵政改革よりも、年金や医療・介護をはじめとする社会保障や、ニートやフリーターなど若者を中心にした不安定雇用問題など、改革すべき課題は内政問題だけでも山積している。

□小生の50年前の通信簿を見つける
 まったく話は個人的な話になって恐縮なのだが、実は小生の、小学校5年生のときの通信簿が出てきた。実は、今から数年前に広島の実家から見つけたからといって送ってもらっていたものの、どこにいったか、行方がわからなくなっていたのだが、先日、かばんの奥にあったのを、女房が見つけてくれたのだ。小学校5年生といえば1955年であり、今から50年前の通信簿ということになる。
小学校の名前は呉市立吾妻小学校で、今年3月廃校となり、隣の小学校と統合されてしまった。担任の宅間先生は存命で、呉の特別養護老人ホームに入っておられる。通信簿は、もう虫にも食われ、やや紙が茶褐色になっているが十分に中身が良くわかる。あまり成績が良くないことと、生活態度が良くないことが記されており、なんだか面映い。でも事実は事実なのであり、今年の8月に呉に帰郷する時、宅間先生に見せてあげようと思う。きっと懐かしい思いで通信簿を見てくださると思う。やはり先生のご恩には感謝する以外にない。それにしても50年前の自分の通信簿を、所持している人はあまりいないのではなかろうか。もっとも、あまり自慢にはならないのだろうが。
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