4月4日(月)
第510号 2005年4月4日
□年金改革の与野党協議会の発足にメンバーとして参加 いよいよ新年度に突入した。それにしても今年の桜の開花は昨年に比べて2週間も遅い。まだ3〜5分咲きというところだろうか。東京は今週の週末が満開になりそうである。 国会のほうは年金についての与野党の協議の場がようやくまとまった。昨年5月、衆議院での年金改革法案の通過に際して、民主党と自民・公明3党の合意事項として、年金改革を中心に誠意を持って協議をする場を作る、と約束していたもので、年金改革法案を参議院で強行採決をしたり、自民党として自分たちの衆参国会議員の年金未納問題についての正式な調査をしなかったことなど、とても誠意ある態度を取ってこなかったわけで、この合意について、破棄をしてよいのではないかという民主党内の声があったことも事実である。 しかし、国民の参議院選挙の民意は、民主党を支持してくださったわけで、あらためて年金法案についてはそれを破棄して、あらためて民主党案を含めて年金の一元化を含む抜本的な改革を進めるべきである、という声を生かしていく必要があり、小生も積極的に国民のよく見えるところで国会の場で論議をしていくべきであると主張してきた。スウェーデンの年金改革のやり方に、今こそ学ぶべきであると主張をしてきたのだ。ようやく、国会の衆参合同の年金改革の協議会が発足することとなり、全体で35名のメンバーで民主党から12名(うち参議院4名)の中の一員として、小生もメンバーとして参加することとなった。税制問題が大きなテーマとなるだけに、がんばりたい。 年金については今年の秋までに、大きな改革の方向性を打ち出すことを予定しているものの、自民・公明両党の不誠実な態度などがあれば、いつでも席を蹴って協議の場から退席することもあるべし、との基本的態度を取ることとしている。
□何のための郵政改革なのか 郵政民営化の政府と自民党との調整が難航している。小泉首相は2〜3日までに政府案を取りまとめる方針を固め、急遽参議院自民党の議員会長である青木幹雄氏のところに駆けつけ、その方針を伝言し、最終調整に入ることとなった。結果的には、郵便、窓口、郵貯、簡保の4つの分社化を進めるというものの、4事業一体のままで、郵政事業に携わる身分については公務員に準じた資格を付与するといった中身となり、これでは今の公社のままでなにも変わらないのでは、という声が聞こえてくるのである。 小泉首相の言い続けてきた「郵政民営化」というスローガンだけがむなしく響く無内容なものになることは確実であり、国民不在の郵政改革騒動は、ほぼその最終的な姿があらわになりつつある。今後どのように展開していくのか、結果的に自民党と小泉首相の手打ちが行われ、法案化されて5月連休明けから審議を開始することになるのだろう。民主党は小泉首相の進める民営化には反対であり、当面公社化のまま郵貯・簡保の規模を縮小し、郵便についてはユニバーサルサービスを義務化するとともに民間参入を積極的に進める、という「郵政正常化」を進めていくことを決定している。規模縮小で、初めて民間に金が流れることになるのだ。
□日本経済の行方に暗雲 それにしても、日本経済は政府の発表とは裏腹に停滞し始めている。日銀が4月1日に発表した「短観」によれば、12月に引き続き景気の先行きに対する見通しがより厳しいものになっている。この点については、輸出が好調であった大企業の製造業でも、非製造業でも同様であり、景気は踊り場というより、停滞の方向を示し始めているのだ。その何よりの証拠は株価であり、3月31日、すなわち年度末の株価水準は、11,669円で昨年の年度末よりもマイナスとなっているのだ。雇用を正規雇用から不安定雇用に切り替え、景気が良く、史上最高の儲けを上げながら賃金を下げ続けている中で、内需が拡大するはずがないのだ。問題はそこにあるのだ。 ローマ法王ヨハネパウロU世が逝去された。心からご冥福を祈るとともに、その平和に賭ける真摯な態度にあらためて敬意を表したい。合掌
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